現役外資系コンサルタント兼、就活アドバイザーのイルカ校長です。

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イルカ校長
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【就活・転職】GD解答例:コンビニの売上を向上させるためには?議事メモ付き!

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こんな人におすすめ
  1. GD選考を受験予定の方
  2. GDに苦手意識がある方
  3. GDをマスターしたい方
これがわかる!
  1. 頻出お題の解答例!
  2. 課題解決型の具体的な解法!
  3. 実際の議事メモ取得可能!
“コンビニの売り上げ向上GD”のコツ!
これを抑えよう!
  1. 現状分析で多様な観点から議論しよう!
  2. 施策を売上の式と関連付けよう!

お題と方向性の確認

お題の確認

〜今回解説するお題〜
  • お題:コンビニの売上を向上させるためには?
  • 時間:30分(想定)
  • 人数:5名(想定)

GDの型の把握と方針の確認

GD型と方針
  • GDの型:課題解決型
  • 大枠の方針は次の5STEP
    • 定義確認(5分)
    • 現状分析(5分)
    • ボトルネック特定(5分)
    • 打ち手立案(5分)
    • 評価(5分)
    • 結論(5分)
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役割分担の確認

役割分担
  • ファシリテーター:1名
  • タイムキーパー:1名
  • 書記:1名
  • アイデアマン:2名

STEP1. 定義確認

“定義確認”の方針

最初に何を決めるべきかを整理しましょう。

ここでは次の3点を決めることとします。

STEP1. 定義確認
  1. 用語の定義確認
  2. 5W1Hの整理
  3. 目標・ゴールの設定

議論の詳細

それぞれの要素を細かく見ていきましょう。

①用語の定義確認
  • コンビニとは?:コンビニエンスストアのこと
  • 売り上げとは?:1年間の売り上げ
  • 向上とは?どのくらい?:1年間の売り上げを上げること
②5W1Hの整理
  • いつ:5年後の未来までを想定
  • どこで:東京都の駅近くにあるコンビニで
  • 誰が:コンビニ店長が
  • 何を:売上を
  • どのように:(打ち手立案の時に記述)
  • なぜ:経営するコンビニ1店舗の売り上げ向上のため
③目標設定
  • 5年後までに売上を1.5倍に向上させる

STEP2. 現状分析

“現状分析”の方針

現状分析として次の3点を決めることとします。

STEP2. 現状分析
  1. 売上の式
  2. 顧客分析
  3. 強み・弱みの分析

議論の詳細

①売上の式

売上 = ①客数 × ②客単価

売上 = ①(営業時間 × 時間あたり来店客数) × ②(平均単価 × 購入数)

②顧客分析
  1. 男女
    • 特に偏りはないと仮定。
  2. 世代
    • 学生
      • 学校終わりの夕方に来店が多い。
      • お菓子や飲み物の購入が多い傾向。
    • 社会人
      • 朝夕の通勤時間に来店が多い。
      • お弁当や飲み物が多い傾向。
      • 温かい食べ物(揚げ物/肉まん)も比較的購入が多い。

強み・弱みの整理

強み弱み
内部環境・お弁当やドリンク類の売り上げが高い傾向にある。
・24時間営業している
・定期的に売れ筋商品の棚を入れ替えている
・従業員(バイト)が足りていない
・通勤時間とお昼どきにレジに長蛇の列ができてしまう(通勤時間以外の時間は客数が少ない傾向)
・温かい食べ物(揚げ物/肉まん/おでん)の欠品をしがち
外部環境・駅近くに立地している
・顧客の年齢層は幅広い(学生、社会人)
・この店舗の近くに競合のコンビニが存在している
・お弁当とドリンクのみの購入者が多い(一人当たりの購入数は少ない)

STEP3. ボトルネック特定

“ボトルネック特定”の詳細

現状分析を踏まえ、次の3点をボトルネックとして抽出しました。

STEP3. ボトルネック抽出
  1. 客単価のうち「購入数」が少ない
    • 「購入数」を向上(売上の式より)
  2. 午前(10-11時)と午後(14-17時)の客数が少ない
    • 「時間あたり来店客数」を向上(売上の式より)
  3. 通勤時間とお昼どきにレジに長蛇の列ができてしまう
    • 「時間あたり来店客数」を向上(売上の式より)

STEP4. 打ち手立案

“打ち手立案”の方針

抽出した次の3つに対する施策を考えていきます。

STEP4. 打ち手立案
  1. 「客単価のうち「購入数」が少ない」に対する施策
  2. 「午前(10-11時)と午後(14-17時)の客数が少ない」に対する施策
  3. 「通勤時間とお昼どきにレジに長蛇の列ができてしまう」に対する施策

議論の詳細

打ち手をブレストしていきます。

①「客単価のうち「購入数」が少ない」に対する施策
  1. 合わせて購入する商品をレジの待ち時間の動線に配置する
    • お菓子、軽食など
  2. 複数購入による割引を実施
    • おにぎり3つ買ったら50円引きなど
②「午前(10-11時)と午後(14-17時)の客数が少ない」に対する施策
  1. 日中外出する可能性のある主婦層や高齢者層を狙った商品を店舗に配置する
  2. 午前と午後の時間限定タイムセールを実施する
    • 売れ残り商品の在庫消費にも貢献?
③「通勤時間とお昼にレジに長蛇の列が発生」に対する施策
  1. 自動レジの台数を増やす
    • (台数が足りていない場合)
  2. 電子レンジの台数を増やす
    • (お弁当の温めに時間がかかっている場合)
  3. 従業員のレジ打ち研修を実施する
    • (従業員のレジ打ちに時間がかかっている場合)
    • レジ待ちの動線を再設計する(入店者とレジ待ち者の動線が重複しているために出入りに時間がかかる場合)

STEP5. 評価

“評価”の方針

次の3つの評価軸から各施策を評価します。

STEP5. 評価
  1. インパクト
    • 数値が高いほどインパクトが大きい
  2. 実現可能性
    • 数値が高いほど実現可能性が高い
  3. コスト
    • 数値が高いほどコストが抑えられる

議論の詳細

各評価軸に沿って5段階(1~5)で評価し、合計点を算出します。

評価結果のまとめ

合計点の高い次の3つの施策を実施すべきである

  1. 施策1:合わせて購入の促進をする
    • →購入数の増加
  2. 施策2:複数購入による割引の実施
    • →購入数の増加
  3. 施策4:タイムセールの実施
    • →時間あたり来店客数増加

STEP6. 結論

“結論”の方針

発表準備をしましょう。

また、結論の応用として定量分析をしてみましょう。

STEP6. 結論
  1. 発表準備をする
    • 発表者の決定
    • 曖昧な部分を明確化
    • 発表の流れの決定
  2. 定量分析で打ち手の妥当性を高める(+α)

議論の詳細

①発表準備をする
  1. 発表者:XXXさん
  2. 発表の流れ:
    • 結論→定義→現状分析→打ち手→評価
②定量分析で打ち手の妥当性を高める(+α)
  1. 売上  = ①客数 × ②客単価
    • =①(営業時間 × 時間あたり来店客数) × ②(平均単価 × 購入数)
  2. 施策実行により、次の向上が見込まれる。
    • 時間あたり来店客数→1.2倍
    • 購入数→1.2倍
  3. 従って売上は、1.2倍 × 1.2倍 = 1.44倍向上すると想定。

参考情報:最後に

GD開始前にGDの種類を見極めよう

今回は「課題解決型GD」でした。

GD開始前に大枠の流れを頭の中で想定しておきましょう。

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GD議事メモ配布

下記から実際の議事メモを閲覧できます。

より具体的な内容を確認できますので、ぜひご確認ください。

皆さんのGD無双を応援しております!!

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