現役外資系コンサルタント兼、就活アドバイザーのイルカ校長です。

「ハロキャリ!」では3900名以上の就活生を指導した実績のあるプロが、

「ワンランク上の就活対策」を何処よりも分かりやすく丁寧に解説します。

イルカ校長
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【就活・転職】GD解答例:スタバの売上を向上させるためには?議事メモ付き!

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こんな人におすすめ
  1. GD選考を受験予定の方
  2. GDに苦手意識がある方
  3. GDをマスターしたい方
これがわかる!
  1. 頻出お題の解答例!
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“スタバの売り上げ向上GD”のコツ!
これを抑えよう!
  1. 丁寧に式分解しよう!
  2. 現状分析で多様な観点から議論しよう!
  3. 施策を売上の式と関連付けよう!

お題と方向性の確認

お題の確認

〜今回解説するお題〜
  • お題:スターバックスの売上を向上させるためには?
  • 時間:30分(想定)
  • 人数:5名(想定)

GDの型の把握と方針の確認

GD型と方針
  • GDの型:課題解決型
  • 大枠の方針は次の6STEP
    • 定義確認(5分)
    • 現状分析(5分)
    • ボトルネック特定(5分)
    • 打ち手立案(5分)
    • 評価(5分)
    • 結論(5分)
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役割分担の確認

役割分担
  • ファシリテーター:1名
  • タイムキーパー:1名
  • 書記:1名
  • アイデアマン:2名

STEP1. 定義確認

“定義確認”の方針

最初に何を決めるべきかを整理しましょう。

ここでは次の3点を決めることとします。

STEP1. 定義確認
  1. 用語の定義確認
  2. 5W1Hの整理
  3. 目標・ゴールの設定

議論の詳細

それぞれの要素を細かく見ていきましょう。

①用語の定義確認
  • スターバックスとは?:世界最大のコーヒーチェーン
  • 売り上げとは?:日本全体のスターバックスの売り上げ
  • 向上とは?どのくらい?:1年間の売り上げを上げること
②5W1Hの整理
  • いつ:5年後の未来までを想定
  • どこで:日本のスターバックス全店舗
  • 誰が:日本スターバックス本部の経営企画部が
  • 何を:売上を
  • どのように:打ち手立案の時に記述)
  • なぜ:経営する日本スターバックスの売り上げ向上のため
③目標設定
  • 5年後までに売上を1.5倍に向上させる。

STEP2. 現状分析

“現状分析”の方針

現状分析として次の3点を決めることとします。

STEP2. 現状分析
  1. 売上の式
  2. 顧客分析
  3. 強み・弱みの分析

議論の詳細

①売上の式

②顧客分析
  • 時間帯ごとの顧客層と購入傾向をまとめた(下表)
③強み・弱みの分析

STEP3. ボトルネック特定

“ボトルネック特定”の詳細

上記の現状分析を踏まえ、今回特にインパクトが大きそうな項目を抽出しました。

STEP3. ボトルネック抽出
  1. 平日夜の時間帯(19-21時)の客数が少ない
    • 「時間あたり客数」を向上
  2. 日中(10-13時, 13-16時)の店舗内滞在時間が長く、売上向上につながっていない
    • 「顧客回転率」を向上
  3. 座席が満席の場合が多く、見込み顧客を逃している
    • 「顧客回転率」を向上
  4. レジに長蛇の列ができることが多く、見込み顧客を逃している
    • 「店舗稼働率」を向上
  5. フードメニューの購入者が少ない
    • 「平均単価」を向上

STEP4. 打ち手立案

“打ち手立案”の方針

抽出したボトルネックに対する施策を考えていきます。

STEP4. 打ち手立案
  1. 「平日夜の時間帯(19-21時)の客数が少ない」に対する施策
  2. 「日中(10-13時, 13-16時)の店舗内滞在時間が長く、売上向上につながっていない」に対する施策
  3. 「座席が満席の場合が多く、見込み顧客を逃している」に対する施策
  4. 「レジに長蛇の列ができることが多く、見込み顧客を逃している」に対する施策
  5. 「フードメニューの購入者が少ない」に対する施策

議論の詳細

打ち手をブレストしていきます。

アイデアベースで良いのでさまざまな方向から考えてみましょう。

①「平日夜の時間帯(19-21時)の客数が少ない」に対する施策
  • (施策1) ワインやカクテルなどおしゃれなお酒の提供を開始する
②「日中(10-13時, 13-16時)の店舗内滞在時間が長く、売上向上につながっていない」に対する施策
  • (施策2) イートイン料金として10%の料金値上げをする
    • もしくはテイクアウト料金として10%値引きする
③「座席が満席の場合が多く、見込み顧客を逃している」に対する施策
  • (施策3)満席時に臨時チェアが展開できる店内デザインにする
    • 座席数が足りていない仮定した
  • (施策4)モバイルWiFiのレンタルを開始する
    • 作業用にWiFi環境を得たい客層が多いと仮定した
    • 店舗近くのベンチや公園等を作業用スペースに使ってもらう
④「レジに長蛇の列ができることが多く、見込み顧客を逃している」に対する施策
  • (施策5) セルフレジを導入
⑤「フードメニューの購入者が少ない」に対する施策
  • (施策6) 都道府県とコラボしたフードメニューの開発と提供
    • 例)京都で抹茶ティラミスの限定販売
    • 例)和歌山でみかんソフトの限定販売

STEP5. 評価

“評価”の方針

次の3つの評価軸から各施策を評価します。

STEP5. 評価
  1. インパクト
    • 数値が高いほどインパクトが大きい
  2. 実現可能性
    • 数値が高いほど実現可能性が高い
  3. コスト
    • 数値が高いほどコストが抑えられる

議論の詳細

各評価軸に沿って5段階(1~5)で評価し、合計点を算出します。

評価結果のまとめ

合計点の高い次の施策を実施すべきと結論づけられる。

評価結果のまとめ
  • (施策1) 平日夕方から夜限定のお酒の提供
    • ワインやカクテルの提供
  • (施策4) モバイルWiFiの貸し出し
    • 主に作業目的の客層に店舗近くの公園やベンチを作業スペースとして活用してもらうことで店内混雑を緩和
  • (施策6) 都道府県コラボフードの提供
    • 京都で抹茶ティラミスの限定販売
    • 和歌山でみかんソフトの限定販売

STEP6. 結論

“結論”の方針

最後に、発表準備をしましょう。

また応用として定量分析にもチャレンジしてみましょう。

定量分析まで出来たら確実にGD突破できます!!

STEP6. 結論
  1. 発表準備をする
    • 発表者の決定
    • 曖昧な部分を明確化
    • 発表の流れの決定
  2. 定量分析で施策の妥当性を高める(+α)

議論の詳細

①発表準備をする
  1. 発表者:XXXさん
  2. 発表の流れ:
    • 結論→定義→現状分析→打ち手→評価
②定量分析で打ち手の妥当性を高める(+α)

参考情報:最後に

開始前にGDの種類を見極めよう

今回は「課題解決型GD」でした。

GD開始前に大枠の流れを頭の中で想定しておきましょう。

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GD議事メモ配布

下記から実際の議事メモを閲覧できます。

より具体的な内容を確認できますので、ぜひご確認ください。

皆さんのGD無双を応援しております!!

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